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速さより丁寧さで勝負。
綺麗にムクパイピンをとりました。
ラッパの添えつけ方がバッチリ。
綺麗にテープも取れて、今日は絶好調でした❗️
少しの数でも喜んで追加します。
私達の作るかばんが、たくさんの方に使って頂ける。嬉しいことです。
手間がかかる、邪魔くさいは禁句!感謝の気持ちを忘れません❗️
内装は大きく開きます。
カード入れ 12枚
真ん中に小銭入れのポケット
両サイドに仕切りポケットがあります。
手縫いでまとめていきます。
完成まじか、ハラハラドキドキ。
仕上がりに自信があっても完成するまでは慎重に!
イタリアンレザー(バダラッシ カルロ社)のミネルバボックスで
作っています。
使いやすさを第1に考えた2段マチの小銭入れです。
カードや紙幣も取り出しやすいようにサイズにかなりこだわりがあります。
裁断時は色々考えごとをしています。
より良いものをつくるための第一歩、革の状態・表情を見極め、慎重に
切り抜いていきます。
かなり集中しています!あまり話掛けない方がええでオーラが出まくりです。
学生かばんならではの三段錠前。
金具の取り付けも慎重に確実に行います。
この工程は5代目が責任を持って行っています。
最近では、中空鋲やカシメで取り付けの出来る
比較的簡単な物が多いですが、昔ながらの銅鋲
でコツコツ鋲が曲がらないよう慎重に行う物も
あります。何事も慎重に丁寧な作業が大事です。
この時期は工房内大忙しです。
娘も手伝いに来てくれます!
幼少よりよく工房に連れて来ていましたが、
今では20歳(大学生)になり、家業を手伝ってくれています。
とても器用で綺麗な仕事をします!
とりあえず丁寧にパイピンを縫いつけています。
私たちは他の職人さんに比べ、速さの面ではこの工程は実に遅い方です。
しかし、とても綺麗に仕上げています。
昔、ベテランの職人さん達はガーガーまわしアッという間に縫いつけているのを見て、
スゲェ!と思いましたが、その実態は非常にズレた状態で縫いつけられていたのを
覚えています。
綺麗に仕上げていないと出来上がりのかたちが悪くなるのは当然です。
まとめ時の寸法にも影響します。また縫い込みの深さも安定しません。
すなわち慌てず丁寧に綺麗に仕上げる!重要なことですね。
私たちの工房には何十年も昔に作った火造りの抜きタガネが
多数残っており、現在でもフル活用しています!
昔のものはやはりいいものですね。使うたびにその良さを感じます。
チェック柄を含め柄モノの生地には模様のパターンがあります。
一枚一枚同じ模様のパターンをあわせながら裁断していきます。
もちろん生地のロスを最小限におさえ、一番絵面の良いところを決めています。
うち棒を使って鋲を打ちとめているところです。
まっすぐ軸が曲がらないように慎重に叩き、完璧に仕上げます。もちろんこの場合でも、
一つ一つ叩き終わったら完全に打てているかどうかの確認をおこたりません。

ホックの取り付け中です。
1つ1つホックを取り付けた後に、
必ずきっちりと出来上がっているか
確認しています。
数をこなしていくうえで
1つ1つの確認は時間のロスにもなりますが、
大事なことは手を抜いてはいけないのです。
速さより丁寧さを!